著者:湊かなえ
今年度、本屋大賞の大賞作品。↓毒舌かも。ゴメンナサイ。
みんな違ってみんな嫌なやつ
って感じ。数話の短編が集まって一つの作品になったもの。
数人の視点から一つの事件について描かれている話です。
最近、そういう形の小説ってよくあるけど、私はあまり好きじゃない。視点がころころ変わることによって、何が善で悪かがわからなくなって、話の落とし所がよくわからなくなる。スッキリしない。ましてやこんなミステリー小説で。
しかも独白体っていうのがキツイ。まさか最後までこれで通すとは思わなかった。第三者の視点から書かれていればいいけど、独白体で書かれたら、そんなのみんな自分に良いように言うに決まってるし、もー読みにくいよ!それがこの本の狙いなのかもだけど。
この本、一番はじめの短編が何かの雑誌で賞を取ったらしくて、それだけできっちり完結してます。それに色々つけたして1冊の本にしたもの。だから実際はその1話だけで良い。
後から後から、実はこーだった、あーだったって話を付け足したことによって、逆にこの1冊の本で完結していない感じになってしまってる。まだまだ告白2も3もどんどん出るぞー!!って感じがする。
短編が6話くらい載ってるんだけど、私は2話目でやめることをおすすめします。1話目が一番おもしろいし、それで終わりで全然いいんだけど、私的には2話目がちょっと好きだったので。
でもその好きだった2話目も最後まで読んだらなんかすげー嫌な話になっちゃった。そして、大事な本の最後のオチも、ものすごく予想のついたありきたりなものになってしまってます。
てかベタ中のベタじゃないか!
て言うか、私は2話目が結構好きだったから、ちょっとショックなのです(;-;)。
電車の中で私立の小学3、4年生くらいの小さな女の子がこれを読んでるのを見ました。その時は、ほえ〜えらいな〜頭いいんだな〜、と関心しちゃったけど(しかも結構クライマックスを読んでた)、いざ読み終わってみると・・・。
全国の本屋が選ぶ本屋大賞に選ばれてしまったってことが、この本にとっての悲劇だと思います。