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『わたしが・棄てた・女』

著者:遠藤周作
2度目のデイトの時、裏通りの連込旅館で体を奪われたミツは、その後その青年に誘われることもなかった。青年が他の女性に熱を上げ、いよいよ結婚が近づいた頃、ミツの体に変調が起こった。癩の症状である。……冷酷な運命に弄ばれながらも、崇高な愛に生きる無知な田舎娘の短い生涯を、斬新な手法で描く。


登場人物のほとんどが常に他人と自分を比べています。誰かを自分より低い人間だと思ったり、幸せな人間を見てうらやんだり。恥ずべきことではあるけれども、それは無意識的に誰もが持つ感情。その人間の感情がこの小説の焦点。そしてその幸福な人間と不幸な人間がいるという紛れもない現実が、少しだけ神の存在の有無というところへつながっていきます。

私も他人と自分を比べても仕方のないことだと思うけれども、ついつい比べてしまいがち。そして落ち込む。自分の幸せはそういうことではないのに。日々、劣等感とのたたかい。。。
Posted by ユメコ
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