著者:角田光代
母と子の物語。短編集。オススメ度★★
角田さんにまんまとはまっています。
なんでこんなにみんなの心情、女性の内面を描くのが上手なんでしょう。
母と子の関係なんて、それぞれの家庭で違うから、母親への想い方も違うでしょ?
なのに角田さんは、それぞれの家庭をまるで見てきたかのように描く。
しかも人々の内面をよりリアルに描く。
角田さん、本当に一人で描いてる?って思うくらいみんながリアルだ。
まるでそれぞれの人の自叙伝のよう。
角田さん、私の精神分析とか未来とか見てください。
きっと、すごくいいアドバイスをくれるはず!
ていうか、最近こういう母親ものって流行り?
“お母さん”っていう生き物が世の中には定義をつけられて存在しているから、
その生き物がちょっと変わったりするだけで、物語になってしまうのかな。
お母さんだって普通の“人”なのに、ついつい私も“お母さん”という生き物として見てしまっている。
そういうね、複雑な感情がこの本には詰まっているの。
おもしろい!!っていう物ではないけど、読めば読むほどクセになる本でした。